インフルエンサーマーケティングは、新しいユーザーへのリーチや、ブランド認知度の向上、顧客やユーザーとの信頼関係構築に効果的な手法です。インフルエンサーマーケティングの市場規模は成長を続けており、株式会社サイバー・バズの調査によれば、2024年実績の860億円から2029年には約2倍の1,645億円に達すると予測されています。今のうちから積極的に活用しておくことで、これからますます影響力が高まる施策のノウハウを蓄積することができるでしょう。
この記事では、インフルエンサーマーケティングの基礎知識やメリット、成功事例などを解説します。さらに、インフルエンサーマーケティングの効果的な利用方法もステップに分けて解説しているので、ぜひ参考にしてください。
インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは、影響力のあるインフルエンサーに企業、商品、サービスなどを紹介・PRしてもらい、認知拡大や販売促進につなげるマーケティング手法です。一般的には、インフルエンサーがブランドに関連するコンテンツを制作・投稿し、その対価として報酬が支払われる有償のパートナー契約として行われます。
インフルエンサーとは
インフルエンサーとは、SNSやブログなどのオンラインメディアを通じて情報を発信し、特定の分野において多数のフォロワーや読者に対して高い影響力や発信力を持つ人物のことを指します。
インフルエンサーは、次のような複数のプラットフォームでコンテンツを作成・発信しています。
- Instagram(インスタグラム)
- YouTube(ユーチューブ)
- TikTok(ティックトック)
- Facebook(フェイスブック)
- X
- Twitch(ツイッチ)
- Snapchat(スナップチャット)
- ブログ
インフルエンサーマーケティングを活用するメリット

1. 信頼と共感による高い訴求力
インフルエンサーは日頃からフォロワーと信頼関係を築いているため、ブランドが直接発信する広告よりも抵抗感なく、自然なかたちで受け入れてもらいやすい傾向にあります。また、インフルエンサーが消費者目線で商品やサービスを紹介してくれるため、ユーザーの共感を得やすく、購買や利用といった行動へとつながりやすいのも特徴です。
2. リーチの拡大
インフルエンサーが発信したコンテンツは、SNS上での「シェア」や「保存」を通じて拡散されやすく、フォロワーの枠を超えたクチコミの創出や二次拡散につながります。これにより、従来の広告手法では届きにくかった層への新たなリーチ獲得が可能になります。さらに、ブログやYouTubeといった長期的に残るプラットフォームを活用することで、コンテンツが検索エンジンにインデックスされ、SEO効果や検索流入の増加も期待できます。
また、多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーは幅広い層へのリーチ拡大に効果的で、フォロワーが少数でもニッチな分野に特化したインフルエンサーは、関心度の高いターゲット層を獲得しやすいといった特長があります。
3. 高精度なターゲティング
インフルエンサーは、それぞれのフォロワーの属性が明確に把握できるため、狙いたいターゲット層へ直接アプローチすることが可能です。
たとえば美容系インフルエンサーのフォロワーは、スキンケアやコスメなどに関心を持つ人が大半を占めます。そのためスキンケアブランドであれば、このようなインフルエンサーにPRを依頼することで、関心度の高い層に効率的に情報を届けられ、大きな反応や購買意欲の喚起が期待できます。
年齢や性別、趣味・嗜好といった属性データをもとに施策を最適化できるため、より精度の高いマーケティングが可能になります。
4. 口コミによる自然な拡散効果
インフルエンサーマーケティングには、広告費をかけずに得られる「アーンドメディアバリュー(EMV)」を高められるメリットがあります。
EMVとは、インフルエンサーのフォロワーなどがブランドについて自発的に言及・共有することにより、無償で発生する露出やインタラクションの価値を金額換算した指標です。こうした口コミによる自然な拡散は、ブランド認知の向上だけでなく、売り上げ増加につながる可能性もあります。
さらに、この拡散プロセスは、SNS時代の購買行動モデルであるULSSASの流れにも当てはまります。
- U:UGC(ユーザー生成コンテンツ)
- L:Like(好意)
- S:Search(検索)
- S:Share(共有)
- A:Action(購買)
- S:Spread(拡散)
上記のような順序で消費者の行動を表したモデルで、インフルエンサーの投稿はこの流れを加速させ、結果としてEMVを押し上げる役割を果たします。
5. 費用対効果が高い
インフルエンサーマーケティングのROI(投資収益率)は100〜600%が一般的です。そのため、広告費としてインフルエンサーに10万円を投じた場合、10〜60万円の利益が生まれることを期待できます。このように、インフルエンサーマーケティングは高い費用対効果を期待できるマーケティング手法といえます。
インフルエンサーマーケティングの事例

花王株式会社
爆発的人気となった花王の「リップモンスター」は、発売前から商品に対する期待感を増大させるため、ターゲット層である10〜20代が最も利用するTikTokやYouTubeを中心に、積極的なインフルエンサーマーケティングを展開しました。特に、TikTok広告の一つであり、インフルエンサーの投稿動画をそのまま広告として活用できる「Spark Ads」との相乗効果で、口コミの投稿数が急速に増加する結果となりました。
株式会社ペティオ
ペット事業をしている株式会社ペティオではインスタでのインフルエンサーマーケティングを活用しています。Instagramで愛犬を投稿しているインフルエンサーに、ペット用ウェアの着用画像の投稿を依頼したところ、1万5,000件の「いいね」を獲得し、ブランド認知の拡大につながりました。投稿時には、印象的で覚えやすいハッシュタグを設定し、ユーザーが思わず購入したくなる工夫を施したことが成功のポイントです。
インフルエンサーの種類

ナノインフルエンサー
ナノインフルエンサーとは、フォロワー数が1,000〜10,000人程度の比較的小規模なインフルエンサーを指します。フォロワー数が少なくても、ナノインフルエンサーは、ECブランドの成長に適したパートナーです。その理由は大きく2つあります。
- フォロワーとの距離感が近く、深い信頼関係を築いているため、高いエンゲージメント率を実現可能
- 比較的低コストでコラボレーションが可能
マイクロインフルエンサー
マイクロインフルエンサーとは、10,000〜10万人のフォロワーを持つインフルエンサーです。多くの場合、大規模なアカウントよりもターゲットを絞ったフォロワー層を抱えており、定期的な交流により忠実なフォロワーを維持しています。
マイクロインフルエンサーは、ナノインフルエンサーよりも費用がかかる傾向にありますが、フォロワーに特別感や限定性を提供しながら、効率的に宣伝できる点が魅力です。
ミドルインフルエンサー
ミドルインフルエンサーは、フォロワー数10万〜100万人のインフルエンサーのことで、ファッションや美容などの特定ジャンルに特化したカリスマ的存在です。インフルエンサーとして豊富な経験を持つため、フォロワーの視点に寄り添いながらブランドの意図も的確に理解してくれます。そのため、コラボレーションにおいてもスムーズに進行でき、大規模なリーチ力が期待できます。
またミドルインフルエンサーは、トップインフルエンサーよりも起用コストが抑えられます。フォロワー数が50万人程度までの場合は比較的連絡を取りやすいですが、100万人に近くなると代理人やエージェントを通じてコンタクトを取る必要が出てくるため、交渉が難しい場合があります。
トップインフルエンサー
トップインフルエンサーは、100万人以上のフォロワーを持つ知名度の高いインフルエンサーです。そのフォロワーのなかには、多くのインフルエンサーが含まれるケースが多く、二次拡散によって情報が爆発的に広がりやすい傾向にあります。
ただし、その分起用コストも高額になるため、商品単価やキャンペーンの目的、予算とのバランスを十分に考慮したうえで活用を検討する必要があります。
効果的なインフルエンサーマーケティングの7ステップ

1. 目標・ターゲット層を明確にする
PRの方向性がブレないために、目標やターゲット層などのペルソナを決めましょう。
まずは、「ブランド認知度向上」「商品の購買促進」「イベント集客」など、達成したい成果を具体的に設定します。さらに、ターゲット層の年齢、性別、居住地、ライフスタイル、趣味嗜好、購買動機などを詳細に描くことで、最も効果的なインフルエンサーのタイプやプラットフォーム選定が可能となります。
2. SNSを選定する
インフルエンサーマーケティングに適したSNSは、設定したペルソナによって大きく異なります。たとえば、Z世代をターゲットにする場合は短尺動画で拡散力の高いTikTok、10〜30代女性が中心ならビジュアル訴求に優れたInstagramが効果的です。自社ブランドと相性の良いSNSを選び、その媒体の特性を活かしたコンテンツ設計を行うことが重要です。適切なプラットフォームを選定することで、メッセージがターゲットに届きやすくなり、エンゲージメントやコンバージョンの最大化につながります。
3. インフルエンサーを選ぶ
達成したい目的や使用するSNSが決まったら、次は最適なインフルエンサーを見つけましょう。選び方を間違えると、リーチ、エンゲージメント、売り上げに悪影響を及ぼす可能性があります。
たとえば、低予算がウリの旅行インフルエンサーに高級バックパックを紹介してもらうのは効果的ではありません。フォロワーが商品に興味を示さないだけでなく、ブランドのイメージを損なうリスクもあります。そのため、ブランドの価値観とフォロワー層が一致するインフルエンサーを選ぶことが重要です。適合性が高ければ、PR投稿が自然に見え、強い訴求力を持つ宣伝となります。
適切なインフルエンサーを見つける方法の一例として、Instagramではハッシュタグ検索を行い、業界関連のトップハッシュタグからエンゲージメントの高い投稿を見つける方法があります。また、フォロワー数だけを基準に選ぶのではなく、エンゲージメントの質や信頼性の高い肯定的なコメントがあるかどうかも指標となります。
ブランドとインフルエンサーの適合性を確認する場合、次の4つのポイントを検討してください。
- このインフルエンサーの興味や熱意が向くものは何か
- 自社ブランドはそれらを共有しているか
- 共有していない場合、自社ブランドとの関連性はあるか
- 自社ブランドのメッセージは、このインフルエンサーを通じてどのように伝わるか
適合性が高いほど、宣伝はより自然なものとなり、フォロワーがPR投稿をみて行動を起こす可能性が高まります。
4. 依頼する
インフルエンサーの選定が完了したら、依頼する段階に入ります。インフルエンサーへの依頼方法は、そのフォロワー数によって異なります。
フォロワー50万人以上のインフルエンサーの場合
ミドルインフルエンサーとマーケティング契約を結ぶ場合、彼らの代理人やエージェント、マネージャーを通す必要があります。
SNSのプロフィール欄には、仕事依頼用の問い合わせ先を掲載しているインフルエンサーが多くみられます。まずはそこからコンタクトを取ってみましょう。なお、所属事務所が明記されている場合は、直接本人ではなく、事務所を通して問い合わせるのが一般的です。
フォロワー数が少ないインフルエンサーの場合
マイクロインフルエンサーなどフォロワーが少ないインフルエンサーにマーケティングの依頼をする場合は、基本的にSNSのDMやプロフィール欄に記載された連絡先から直接依頼を行います。場合によっては、インフルエンサーマーケティング会社やプラットフォームを通さないとPR依頼を受け付けない方もいます。
個人で活動しているインフルエンサーの場合、迅速な返信やスピード感が期待できる一方で、条件や納期に柔軟性が必要となるケースもあります。また、マーケティング会社やプラットフォームを経由したほうが、約束どおりの成果物を納品してもらえる可能性は高まります。これは、悪いフィードバックがインフルエンサーの今後の活動や評価に直接影響を及ぼすためです。
依頼時には以下の項目をメッセージに記載することでスムーズなやり取りが可能になります。
- 自己紹介、ブランドの概要
- 依頼内容
- 報酬条件
- 納期
【依頼文書の例】
◯◯(インフルエンサー)様
お世話になっております。
株式会社◯◯の◯◯(氏名)と申します。
このたびは、新商品のご紹介をお願いしたく、ご連絡差し上げました。
現在、弊社では◯◯という商品の新発売を計画しております。
商品の詳細URL:http://〜
◯◯様の投稿を拝見し、商品やサービスに対する視点や世界観が弊社の新商品にマッチすると感じました。ぜひ、◯◯様のフォロワーの皆さまにも本商品をご紹介いただければと存じます。
『ご依頼内容』
・商品内容:◯◯
・依頼内容:商品をご使用いただき、SNS(Instagram/YouTube 等)でご紹介
・報酬:◯◯円(または商品無料提供など)
・投稿時期:◯月◯日〜◯月◯日を予定
もし本案件に興味をお持ちいただけましたら、さらに詳しい詳細を案内させていただきますので、ご返信いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
フォローアップと対応のポイント
依頼の連絡をしてすぐに返信がない場合、関心がないと判断するのは時期尚早です。一定の期間を置いたうえで、フォローアップメッセージを送っても問題ありません。フォローアップの目安は、最初の依頼を送信してから5〜7営業日後です。さらに1週間経っても返信がない場合は、次のインフルエンサーに依頼連絡をすると良いでしょう。
依頼の連絡相手がエージェントでも本人の場合でも、依頼したい内容と報酬などの条件をあらかじめ明確に伝えることで、契約や事務処理がスムーズに進みます。
5. 投稿・キャンペーン内容を決める
インフルエンサーに依頼する際は、どのようにPRしてもらうかを明確にし、画像や動画の構成、投稿内容の方向性をある程度指定しておくことが重要です。SNSのプラットフォームやターゲット層によって、好まれるコンテンツの形式、投稿時間帯、効果的なハッシュタグは異なります。そのため、事前の下調べと戦略設計が欠かせません。
また、タイアップ時には、キャンペーン内容も事前に明確にしておきましょう。たとえば、スキンケア商品をインスタでPR案件とする際に「インフルエンサー特別価格」を設定して、期間限定でお得に購入できる機会を提供する方法や、メインで販売したい商品とは別に人気商品や売り上げが伸び悩んでいる商品の現品をおまけとしてプレゼントする方法などがあります。これにより、フォロワーは通常よりもお得に購入できるメリットや、「特別感」と「期間限定」という希少性が、購買意欲を一層高める効果をもたらします。
さらに、ステルスマーケティング規制に抵触しないよう、「#PR」などの広告表記をキャプションなどの投稿に明記してもらうことも忘れないようにしましょう。
6. 効果分析を行う
PR案件として投稿が行なわれたあとは、必ず効果分析を行いましょう。エンゲージメント数やクリック数、インプレッション数などの数字を分析します。SNSによっては分析ツールが搭載されているので、そこから確認できます。ほかにも、Googleアナリティクスなどのツールを活用する方法もあります。
7. タイアップ投稿を再利用する
インフルエンサーに投稿してもらったコンテンツを商品ページやSNS広告、ほかのSNSチャネルなどに再利用することで、さらなる効果を引き出せます。
- 商品ページ:商品ページにインフルエンサーのPR投稿を掲載することで、社会的信用の向上につながり、訪問者の購買意欲を高める効果がある
- SNS広告:依頼したタイアップ投稿をインスタ広告などのSNS広告に再利用することが可能。SNS広告を利用することで、普段リーチできない層にもアプローチでき、コンバージョン率の向上が期待できる
- ほかのSNSチャネルで公開:インフルエンサーによるコンテンツは、親しみやすく魅力的なため、ほかのSNSアカウントでも積極的に再投稿する。ただし、依頼した時点でほかのSNSでの再投稿が可能かの確認が必須
インフルエンサーとの契約

インフルエンサーと契約する際、タイアップ投稿の著作権が誰に帰属するのか明確に決めておく必要があります。インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーのSNSアカウントでブランドや商品について投稿することが一般的です。ブランドや商品が掲載されているため、その投稿に対する権利はブランド側にあると思われがちですが、実際にはコンテンツの著作権は投稿を制作したインフルエンサーにあります。
そのため、インフルエンサーがブランドを宣伝するコンテンツを作成した場合、ブランド側が自社のSNSアカウントや広告などでそのコンテンツを再利用するにはライセンス料の支払いが必要となるケースがあります。一方で、契約によってブランドにコンテンツの所有権や無制限の使用権を付与することも可能です。再利用を前提とする場合は、事前に契約条件を明確化しておくと良いでしょう。
インフルエンサーマーケティングの費用の種類

フォロワー数に応じた報酬
インフルエンサーへの報酬は、1フォロワーあたりの単価によって算出されることが一般的です。相場はおおよそ1フォロワーあたり3〜20円とされています。
たとえば、フォロワー数20万人のインフルエンサーに依頼する場合、フォロワー単価が3円であれば、1回の投稿につき約60万円の報酬が発生します。
なお、報酬とは別に、案件に必要な商品代、撮影費、移動費などの付随費用がかかる場合もあるため、予算を決める際はこれらのコストも考慮することが重要です。
成果報酬
成果報酬は、あらかじめ設定したコンバージョンや目標を達成した場合にのみ報酬を支払う方式です。たとえば、タイアップ専用のURLから申し込みや購入が発生した場合、事前に取り決めた報酬率に基づいて支払います。
この方法は、ブランド側にとって費用と成果が数値で明確に一致するため、費用対効果を管理しやすい点が特徴です。ただし、インフルエンサーにとっては成果が出なければ報酬が得られないためリスクが高く、受け入れられない場合もあります。
月額費用
インフルエンサーマーケティングのプラットフォームは、サービス利用にあたって月額費用が発生します。月額費用には、プラットフォームの利用料のほか、インフルエンサーの検索・選定機能、案件管理機能、効果測定ツール、レポート作成などのサポートが含まれる傾向にあります。
プランによって費用やサポートの範囲が変わる場合や別途報酬手数料がかかる場合もありますが、ランニングコストがある程度安定しているため、長期的に複数のキャンペーンを実施する企業や、継続的なインフルエンサー活用を考えている企業に向いています。ただし、単発キャンペーンの場合は割高になる可能性があるため、契約前に費用対効果を確認することが大切です。
商品の無料提供
商品の無料提供は、商品などの現物を対価としてインフルエンサーに支払う方法です。この場合、ブランドのイメージに合った適切なインフルエンサーを見つけるだけでなく、商品を本当に気に入っているインフルエンサーを選ぶことが重要です。フォロワー数の多いインフルエンサーは金銭での支払いを求めることが多いため、必然的にフォロワー数の少ないインフルエンサーに限定されがちな報酬形態です。
商品の価値が高すぎる場合は、ROIの確保が難しいため、長期的なパートナーシップや成果報酬型を検討しましょう。また、プロモーションコードやアフィリエイトリンクを利用し、成果に応じて支払う方法と組みわせれば、効果測定と費用対効果の向上が可能です。
インフルエンサーマーケティング会社・プラットフォーム
Find Model

Find Modelは、専任の担当者がサポートしてくれるインフルエンサーマーケティング会社です。芸能人や人気インフルエンサーから、ニッチ分野で活躍するインフルエンサーまで、12,000名以上が登録しており、幅広いキャスティングが可能です。特に20〜30代の女性インフルエンサーが多く、ライフスタイル系を中心に、美容・料理・ママ・ファッションなどのジャンルを得意としています。
また、フルカスタマイズの企画提案、AIによるインフルエンサー選定、クオリティの高い投稿制作、さらに施策結果のレポーティングまで一貫して対応します。本契約までは費用が発生せず、契約前に企画提案を受けられるため、自社ブランドとの相性を見極めやすい点も特徴です。
料金
- 初期費用・月額費用:0円
- フォロワー単価:1.5円〜
UUUM

UUUMは、多くの人気YouTuber(ユーチューバー)が所属することで知られる会社です。HIKAKINやはじめしゃちょーといったトップクリエイターをはじめ、有名YouTuberが多数在籍しており、タイアップ動画を強みとしています。
また、日本最大級のインフルエンサーネットワークを有しており、UUUM専属インフルエンサー以外の芸能人やタレントとのタイアップも可能です。YouTubeに加え、Instagram、TikTok、Xなど、複数SNSでのタイアップ施策にも対応しています。
料金
- 初期費用・月額費用:不明
- フォロワー単価:不明
少額からの依頼が可能ですが、詳しくはお問い合わせください。
Astream

Astreamは、国内200万人・全世界2億人のインフルエンサー情報を搭載し、30種以上のフィルターから最適なインフルエンサーを選定できるインフルエンサーマーケティングツールです。Astreamのネットワーク上から一斉に依頼DMを送信でき、インフルエンサー選定から管理、効果測定までをすべて完結できる点も特徴です。
料金
- 初期費用:0円
- 月額費用:お問い合わせください(7日間の完全無料トライアルあり)
CastMe!

CastMe!は、売れるインフルエンサーが一目でわかるインフルエンサーマーケティングプラットフォームです。過去のタイアップ案件実績を確認できるため、成功率の高い施策設計が可能です。登録インフルエンサーは約15,000人以上を誇ります。
また、インフルエンサーの投稿を無料で二次利用できる点も大きな特徴です。これにより、商品ページや複数のSNSチャネルでコンテンツを効果的に活用できます。
料金
- 初期費用:50,000円
- 月額費用:38,000円〜
まとめ
インフルエンサーマーケティングは、知名度の高いインフルエンサーや特定分野で強い影響力のあるインフルエンサーに商品やサービスなどをPRしてもらい、認知拡大や販売促進につなげるマーケティング手法です。起用するインフルエンサーの属性や影響力によって、ブランドイメージの構築や、SNS全体のフォロワー数増加、さらにはエンゲージメントの向上や購買意欲の喚起など、さまざまな効果が期待できます。適切なターゲティングと戦略的な活用により、高いROIを実現できる可能性もあります。
インフルエンサーマーケティングに関するよくある質問
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーマーケティングとは、有名人や特定のターゲット層に強い影響力を持つインフルエンサーと協力し、商品やサービスを宣伝してもらうマーケティング手法です。
インフルエンサーマーケティングの成功事例は?
インフルエンサーマーケティングの成功事例として、花王株式会社の「リップモンスター」や株式会社ペティオなどが挙げられます。リップモンスターは、発売前から注目を集める戦略的なインフルエンサーマーケティングを実施し、話題性を高めました。一方、ペティオは印象的なハッシュタグを活用した投稿により、SNS上での拡散に成功しています。
インフルエンサーマーケティングの相場は?
インフルエンサーマーケティングの相場は、フォロワー単価や利用するプラットフォームなどによって変動します。一般的には1フォロワーあたり3〜20円程度が目安ですが、成果報酬型や月額費用が発生する契約形態もあります。
文:Momo Hidaka





